From 師範代Shinya(新村真也)
(→前回のつづき)
性格を4つのタイプに分けて、あなたにピッタリ合った英語学習法を見つける方法を、7本の記事でお伝えしてきました。
※第7弾記事はこちらをクリック
今回は、4つの性格を使った「人間関係のマトリックス」をベースに、あなたにピッタリ合った英語の先生を選ぶ方法をお伝えします。
4つの性格タイプのまとめ
4つの性格をもう一度まとめると、
①ポジティブ自立=明るくノリの良いお調子者
②ネガティブ自立=自分にも他人にも厳しい完璧主義者
③ネガティブ依存=クヨクヨしがちな控えめキャラ
④ポジティブ依存=フワッとした癒し系キャラ
でした。毎回お伝えしていますが、4つの性格ポジションに優劣の差はありません。それぞれに強みと弱みがあります。
また、すべての人に4つの部分が当てはまります。僕らはみんな、この4つの性格を自分の中に持っているのです。
相手によって変わる
たとえば、「ネガティブ自立」タイプの人の極端な例は、「ヤクザ」です。ヤクザの人が険しい表情で激しく怒鳴ったら、周りの人は誰だって怖くなって頭の中が真っ白(ポジティブ依存)になります。
また、いつも明るく元気ハツラツとしている人や、いつも前向きで圧倒的な成果を出している人(ポジティブ自立)を見ると、「自分はあんな風にはなれないや・・・」と、周りの人たちはヘコんで元気がなくなることがあります。(ネガティブ依存)
僕らは全員、4つの性格を内に秘めていて、相手のキャラや態度によって自分のポジションも変わるのです。
ホームポジション
ただ、人によって居心地の良い「ホームポジション」は違います。
僕の場合は、「ポジティブ自立」にいるときに、居心地がよく自分らしくいられると感じます。
まずは自分のホームポジションを知ることから始めましょう。
自分のホームポジションが分かったら、こんどはそれを英語の先生選びに応用してみます。
英語の先生の書いた本を読んだり、体験レッスンなどで雰囲気を感じると、だいたいその先生がどのポジションにいるかが分かるようになります。
その人の本やブログを読めば予想がつく
たとえば、ある英語の先生が書いた本やブログに、こんなことが書いてあったとします。
「私は、今日からやるぞ!と決めた日から、毎日2時間英語の勉強をやりました。それ以来、1日も休んだことはありません。その結果、TOEIC満点&英検1級をたった1年半で取りました。中途半端な気持ちでは、英語は身につきません。あなたも今すぐ覚悟を決めてください。覚悟を決められないなら、英語学習なんて時間の無駄です。あきらめて他のことをやってください。」
この文章を読んで、あなたはこの先生のホームポジションが見えますか?
4つの性格ポジションのうち、この先生はどこにいる人でしょう?
そうです!この先生のホームポジションは、「ネガティブ自立」です。
もし、あなたも同じ「ネガティブ自立」だった場合、きっとこういう言葉に共感するでしょう。そして、覚悟を決めてガッツリやろう!という気持ちになるはずです。
でも、この言葉を他のポジションの人が聞いた場合、ヘコみます。
「そんなにガンバらなきゃならないのかぁ~、キツいなぁ~・・・やっぱり自分には無理かも。」
と感じて、モチベーションが落ちてしまうのです。
なので、基本的にはあなたにとって相性の良い英語の先生は、「あなたと同じホームポジションの人」です。
本を出している人は自立系が多い
ちなみに、本を出版して自分の意見を発信するような人は「ポジティブ自立」や「ネガティブ自立」など、自立系のポジションの人が多い傾向があります。
こうやってブログで情報発信している僕も、ホームポジションはポジティブ自立です。
でも、「ネガティブ依存」や「ポジティブ依存」のタイプの人も本を出しているケースがあります。多くはありませんが、たまに見かけます。
「日本人で高い英語力を手に入れた人」というと、なんとなく「自立系」のイメージがありますが、実はそんなことはありません。
英語スクールの先生のタイプは色々いる
僕は今まで、大手の英会話スクールでたくさんの「TOEIC900点ホルダー」の先生たちに出会ってきましたが、4つのポジションそれぞれの人たちがいて、バリエーション豊かでした。
自分の教えてきた生徒さんの中にも、ふだんすごく腰が低くて自信がなさそう(ポジティブ依存)にしているのに、TOEIC本番で950点以上を叩き出した人がいて、ビックリしたことがあります!
それだけの結果を出しても相変わらず謙虚な姿勢で、僕はその人が、すごくカッコよく見えました。
みんな、それぞれ自分のホームポジションに合ったアプローチで英語学習を続けて、大きな成果を出しています。
本を出している先生の中から探そうとすると、どうしても自立系の人の割合が多くなります。
でも大手や個人の英語スクールなどに足を運んで、体験レッスンを受けてみると、実際には色んなタイプの先生がいることに気づけます。
真逆も相性がいい
自分と同じポジションの先生に加えて、意外と真逆のポジションの人も相性がいいです。
真逆というのは、この表で対角線状にいる人です。
たとえば、この表で「③ネガティブ依存」の人にとっては、ポジティブに励ましながらグイグイ引っ張っていってくれる「①ポジティブ自立」の先生が相性が良いことがあります。
「④ポジティブ依存」の人には、厳しくビシビシ鍛えてくれる「②ネガティブ自立」の人が合っていることもあります。
ちなみに、結婚するカップルやビジネス上のパートナーで長く続いている人たちを見ると、だいたいこの「対角線にいる人同士のペア」が多いです。お互いに欠点を補い合う関係になれるからです。
英語の先生選びのコツ
英語の先生を選ぶときも、 同じポジションの先生であれば、
「あんな風になりたい!自分もなれるかも!」
というモチベーションになります。
真逆のポジションの先生であれば、
「自分にないものを持っている」
「なかなか行動に移せない自分の背中を強く押してくれる」
といった点で、モチベーションになります。
今日の記事で僕が伝えたいことは、
「英語の先生を選ぶときには、その先生がどのポジションにいる人か?を観察してみる」
という提案です。その先生の本を読んだり、体験レッスンを受けてあなたの気持ちが沈むようなら、その先生との相性は良くないかもしれません。
逆に本を読んだり体験レッスンで気持ちが高まるようなら、相性が良い可能性があります。
真逆を選ぶときの注意点
もし、英語の先生としてあなたの真逆にいるポジションの人を選ぶときは、ひとつだけ注意があります。それは、極端なタイプを選ばないとうことです。あなたがポジティブ依存タイプだったとして、いくら憧れているからといっても、あまりにネガティブ自立が強いスパルタの先生だと、そもそも最初からついていけない可能性があります。
この対角線上の相手があなたに与える影響は、また次回の記事でお伝えしますね。
究極の選択肢:センターを取れる先生
選択肢としてはすごく限られますが、僕の考えでは「センターを取れる先生」が最強だと思います。
「センターを取る」というのは、相手のポジションに合わせて、自分のポジションを移動させるという意味です。これは、かなり練習が必要ですが、訓練でできるようになります。
これに関しても、また次回以降の記事でお伝えしますね。
P.S.
この「4つの性格」の考え方は、本田健さんの「人間関係のマトリックス」をベースにしています。「人間関係のマトリックス」についてもっと詳しく知りたい場合は、こちらの本をぜひお読みください。
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From 師範代Shinya(新村真也)
(英語の達人養成ジム 師範代)
P.P.S.
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