From 師範代Shinya(新村真也)
(→前回のつづき)
僕が英単語を増やした3つのステップの体験談の続きです。
「速読速聴英単語Advanced 1000(現1100)」を使った音読トレーニングと、「キクタン英検1級」を使った英単語帳を使ったボキャビルを始めてから、ちょうど1年がたった頃のこと。
僕は自分の手持ち英単語が、1年前に比べてどのぐらいアップしているのか?を試すために、再び英検1級の過去問題集を手に取りました。
準備期間に1年を費やしましたが、果たしてどのぐらい読めるようになっているのか?ドキドキしながら、1年ぶりに見る過去問のテキストを開きました。
激変した景色
僕の目に映る景色は、1年前と比べてまったく違うものになっていました。
読める!!
分かる!!
まさに激変!!と言っていいぐらいです!!
英単語の意味が分かるだけではなく、長い文章の構文を見失うことなく、最後まで読み進められます。
パート1のボキャブラリー問題も、自信を持って正解を選べます。
長文問題も、「楽勝!」とまではいきませんが、内容をイメージしながら読み進められます。
スゴい!!全然違う!!
この1年間やってきたことは、間違いじゃなかった!!
想像以上に自分の英語力が上がっていることを実感して、僕は嬉しくなりました。
倒せそうな予感
僕は、過去問を何回分か解いてみました。すると、回によってバラつきはあるものの、平均すると合格点に近い正解率が出せることが分かりました。
「あら!もしかして、けっこうイケるんじゃない?もしかして、今なら英検1級を倒せちゃうんじゃない?」
という期待感が出てきました。
そこで僕は、試しに本番試験を申し込んでみることにしました。
本番1回目の手応え
本番の英検1級の試験は、過去問を解いた時とほぼ同じでした。
どうかなぁ~??ちょっと苦しいかなぁ~??
という感覚です。
でも、たしかに手応えはありました。
1回目の結果が返ってきました。
結果は・・・「不合格A」でした。
不合格Aは、合格に限りなく近い不合格です。
しかも、点数が足りなかったのはあまり対策をしなかった「作文」の方でした。
英単語力では、合格レベルです。
「もう一回戦えば、倒せる!!イケる!!」
という確かな手応えを感じました。
2回目のトライ
僕は間髪入れずに2回目に申し込みました。
今回は、作文のトレーニングをしたので、対策はバッチリです!
結果は・・・
合格!!
1次試験を2度目のトライで合格できたのは、けっこう良い方だと思います。
2次試験にも1発合格!
勢いに乗った僕は、2次試験の対策もバッチリしてから受けました。
1次試験に比べると、2次試験で使う英単語のレベルはグッと下がります。
Advanede1000を使った音読トレーニングで身体に刷り込んだ、「長い英文」のリズムに慣れたことで、短い文で話すのがすごくラクに感じられるようになっていました。
そのおかげで、2次試験は一発合格できました!
さらに上を目指すべきか?
英検1級に合格した後、ひとつの迷いが出てきました。
「この先、英単語力をさらに上げるべきか?」
という迷いです。
これより先を目指すなら、もう選択肢はひとつです。
英単語帳を使って、システマチックに増やすしかありません。
これより上のレベルの英単語帳としては、
「究極の英単語セレクション」
というタイトルの本があります。
CD付 究極の英単語セレクション 極上の1000語 (究極シリーズ)
無骨なデザインで、マニア心をくすぐります。
アマゾンのカスタマーレビューの評価も高いです。
ただ、僕の中では英検1級のボキャビルをしている時から、思っていたことがありました。
それは、
「ネイティブでさえあまり使わないような英単語を、日本人の自分が覚える価値があるのか?」
ということです。
英検1級の英単語は、とても堅いものが多く、ネイティブの前で使うと驚かれることがよくありました。
これ以上そんなジャンルの英単語を増やしても、それはもう、「マニア」の領域に入ってしまいます。
僕はあくまで、自分の英語学習では「実戦性」を重視しています。
英単語帳を使ったボキャビルはこのあたりでいったん切り上げて、他の英語トレーニングに時間とエネルギーを投入することにしました。
・・・つづく。
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