From 師範代Shinya(新村真也)
(→前回の続き)
セクション1の前半で危うく撃沈しそうになったものの、後半の文章を読んで何とか持ち直した僕は、そのままセクション2の例文を見てみました。
Bob was so beside himself that he could scarcely tell fact from fiction.
(ボブはひどく取り乱していて、現実と空虚の区別がほとんどできなかった)
ぬぉっ!
む、むずかしい・・・
一文が長い上に、知らない英単語が多すぎる。
知ってる英単語の部分も、どう解釈したらこういう日本語文になるのか?全然理解できない・・・
うぅ・・・苦しいな・・・
どうしよう?
このまま先へ進んでチラ見してみるか?
でも、あまりの分からなさにヘコんでしまうかも。
えぇい!とりあえずもう一文!
His new novel, which combines prose with his gift for poetry, is going to be published.
(まもなく出版になる彼の小説は、散文に彼の詩の才能を融合させたものだ)
ギャフン!!
全然読めない!!分からない!!
でも、日本語文を見ると、「散文」という言葉以外は自分が話す時にも使いそうだな。
散文て何だろう?
まあ、いいや。
確かに、こんな風な内容を英語で言えたらカッコいいだろうなぁ・・・
う~ん・・・それにしても負荷が高い・・・
よし、あと1つ行ってみよう!次!
An up-to-date edition of the encyclopedia will come out next month.
(来月、その百科事典の最新版が出る)
ぬぉっ!!な、長い・・・
日本語文だとこんなに短いのに、英文だとけっこう長くなるんだな。
それに、will がこんなに後ろの方に来るのか。
今までwill なんて、I will, You will, It will, ぐらいしか使ったことないのに、なんでこの文ではwillがこんなところにあるんだろう?
willって主語のすぐ後ろじゃなかったけ?
ってことは、この文章の主語はwillの前までなの?
長っ!!
構文が全然理解できない。
今までは会話文ベースの英文で音読してきたから、こんな長い言い回しは見たことすらないよ・・・
あぁ、苦しくなってきた。
どうしよう?
とりあえず、ムリせずここはいったん離脱しよう!
僕はDUO3.0のページを閉じて、目を離して「ふぅ~」と深呼吸しました。
負荷の高さの自己判定
とりあえずここまでのページで僕の中での負荷の高さの自己判定は、「95%」ぐらいでした。
森沢先生の本「英語上達完全マップ」には、
「ボキャビル本の負荷は30%~60%が望ましい」
と書いてありました。
それに比べると、めちゃくちゃ負荷が高いです。
森沢先生自身も、「最初のボキャビル本は負荷がめちゃくちゃ高い英単語帳を使った」という体験談が書いてありましたが、相当苦労したようです。
ご自身の体験談と、今までアドバイスしてきた英語学習者の体験談から、
「いきなり負荷の高い英単語帳はやらない方がいい」
ということが書いてありました。
今の僕にとって、このDUO3.0は、森沢先生が最初に使った英単語帳と同じぐらいの負荷の高さに感じました。
森沢先生も最初はそれを力技で乗り切ったそうですが、本の中では
「かなりの荒療治ですべての英語学習者にそのまま適用できるものではありません。」
と書かれていました。
森沢先生がボキャビルで成功した理由
森沢先生はご自身がこの荒療治タイプのボキャビルで成功した理由を自己分析されていたのですが、その理由が本の中で5つ紹介されていました。
理由①若かった(23才)
理由②時間がある(大学生であまり学校に行っていない状態)
理由③モチベーションが高かった(英語の本を読めるようになりたい!と思っていた)
理由④文法や構文力の下地があった
理由⑤性格的に一気に集中してガンバれるタイプ
僕のケース
この5つの要素を照らし合わせながら自己分析すると、当時の僕はこんな感じでした。
①当時の森沢先生より若くない(僕は当時30才)
②時間がない(1日平均12時間労働)
③ハイレベルなボキャに対するモチベーションは高くない。(この時点では「英語の本を読めるようになりたい!」と思っていなかった)
④文法や構文力の下地は、そこそこあると思う。(この時点で瞬間英作文トレーニング歴1年)
⑤性格的に1つのことにハマりやすい。好きで始めたことは、けっこう長く続けられるタイプ。
という感じです。
森沢先生との共通点は④と⑤ぐらいです。
しかも、④はあくまで「会話レベルの構文力」です。
森沢先生はもともと本を読むのが好きなので、ボキャビルを始めた時点でのご自身の英語力を、こんな風に表現していました。(以下、引用)
「単語数を制限した本ではありましたが、数十冊の英語の本をすでに読んでいて、受験用のわずかな分量の英語を舐めるように読んでいく英文解釈的読解を脱して、大量の英文の流れに乗っていく体質ができていたのです。」
僕の場合は、とてもじゃありませんがそんなレベルではありませんでした。
せいぜい、中学英語の土台英文法を何度も瞬間英作文トレーニングや音読で繰り返して刷り込んでいるレベルなので、書き言葉でよく登場するような「やたら長い主語」や「倒置法」などの構文にはまったく慣れていませんでした。
今の自分に、DUO3.0はできるんだろうか?
このままトライし続けるか?
それとも、いったん退却して、DUO3.0を本棚にしまうか?
僕は究極の選択に迫られている気分になりました。
・・・つづく。
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